シニア世代が気をつけたい 暑さ対策

2020.9.10

 

皆さんこんにちは。新型コロナウィルス対策のため、新しい生活様式が提案されています。

 

 

皆様は新しい生活に慣れましたでしょうか?

 

 

ソーシャルディスタンスが問われる世の中ですが、人とのつながりは大切にしたいと願うばかりです。

 

 

《暑さ対策に重要なことは体温調整》

 

今回は、シニア世代が気をつけたい暑さ対策について考えたいと思いますが、体温調節のための水分補給は暑さ対策にとても重要です。



水分をたくさん取ってしまうと、トイレに行く回数が増え、特に寝る前に摂ることで夜中に起きる回数が増え、熟睡ができないことが不安になり、水分を摂ることを控えてしまう方も多く見られます。



とはいえ、寝てる間にもたくさんの汗をかき、体温調節を行っています。



脱水状態で眠りにつくと、体温調節がうまく行われず、意識がない状態で熱中症になってしまい、そのまま重篤な状態になる場合もあります。



また、寝る前に入浴をされる方は、さらに脱水が起こっている危険性があるため、寝る前には必ずコップ一杯程度、もしくはそれ以上の水分をとるようにしましょう。



特に「寝ている間や、明け方・起床前」に足がつったり(こむら返り)、筋肉の痙攣が起こりやすい人は、「経口補水液」などで同時に電解質の補給も行いましょう。



体内の水分は約60%と言われていて、年齢とともに少なくなっていきます。



そのため、高齢者になるほど体温調節も難しくなると言えます。高齢になるほど水分をこまめにとり、脱水を防ぐ必要があります。



体重の3%の水分が失われると、必ず体の生理機能は低下してしまいます。そうならないように体重の2%の水分が失われると、脳から「水分を取ってください!」という指令が出て「喉が渇いた」という感覚が起こり、水分摂取につながりますが、やはりこの感覚も高齢になるにつれて、鈍くなっていってしまいます。



そのため、どの年齢でも同じですが、特に高齢になると喉が渇いたと感じる前に、水分を取りたいと思わなくても、水分はしっかりと摂る必要があります。




《日常生活での水分補給の仕方》 

 

日常生活の中で、こまめに水分補給をすることは、「熱中症予防、暑さ対策」のために大切ですが、食事の時にたくさん水分を取ってしまうと、ただでさえ蒸し暑い環境の中では、食欲の低下が起こりがちになる上、食事の量が減ってしまい、必要な栄養量を取ることができなくなってしまいます。



食事の時はできるだけ水分は取らず、「野菜」や「果物」「ご飯」「汁物」「鍋料理」などの水分の多い食品や料理を取るように心掛けて、栄養の摂取量は減らさないようにしましょう。



ご飯は約60%が水分です。また「キュウリ」「ナス」「トマト」などの夏の野菜は比較的水分が多いです。その他、これらの野菜には熱中症予防のための「カリウム」などの「ミネラル」や暑さというストレスに負けない体を作ってくれる「ビタミン C」 などの「ビタミン」が多く含まれているので、旬の食材をおいしく頂いて暑さ対策をしてください。





《発汗と体温調節》

 

汗はただ流れているだけでは、体温は下がらず、汗が蒸発する時に、体温が下がります。



炎天下の「野外」であっても、ある程度湿度が低く風が吹いていれば良いのですが、湿度が高く「無風状態」であったり、「室内」の活動時には注意が必要です。このような状態で作業をする時には、こまめに冷たい濡れタオルなどで体を拭き、汗が蒸発するのと同じ状態を作って下さい。



「屋内」では冷房で温度調節を行ったり、冷房が使えない状況ではせめて扇風機で体に風を当て、汗が蒸発する状態を作ってあげましょう。 




【管理栄養士】坂元 美子